最近のトラックバック

« 荒川マラソン その2 | トップページ | 荒川マラソン その4 »

荒川マラソン その3

何がつらいって、自分のプライドがずたずたにされることです。自分の横をどんどん人が追い抜いていきます。前半自分が抜いてきた仮装グループ、明らかに僕よりも年輩の方、装備や走り方を見ると自分よりも経験が浅そうなランナー、そして若い女性たち…。自分自身もいつも、コース後半で失速する人たちを「前半、自分の実力以上に飛ばしすぎたからだよ。あんなふうにだけはならないようにしよう。」そんなふうに見ていました。まさにその「あんなふう」になってしまっている自分がここにいます。
また、このころになるとコース上には何人も歩いている人がいました。初めてフルマラソンにチャレンジするとき、「自分のような初心者ランナー(というか、スポーツ自体が初心者)は、記録がどうのなんていうのはおこがましい。でも、ランニングは『走る』スポーツなのだから、遅くても何でも歩かずにゴールしたい!」自分の中のプライドとしてそれだけはありました。だからこれまでのレース(といっても今回が3回目のフル→「夢舞い」は除く。あのときはコース上歩く必要がありました…笑)でもそれだけは自分の中で守ってきました。
ただ、今回自分がこんな状態になってみて、歩く人の気持ちも痛いほどわかりました。歩いてでも先に進まなければゴールは近づいてこない。そうこうしているうちにどんどん時間だけが過ぎていく。この恐怖はこういう状態になってはじめてよく分かりました。でも今やずたずたにされた自分のプライドを(もちろん自業自得ですが)かろうじて守れるものあるとしたら、あとは「歩かない」…もうそれぐらいしか残っていませんでした。そうしてとにかく完走すること!それだけです。
でも考えてみれば、これらは僕がランニングを始めた当初に掲げた目標でした。そうしてあのころはその目標をクリアすることだけを考えて走っていたのです。いつの間にかそんな初心を忘れて、つい自分の実力以上の目標をかかげてしまっていたことに、今頃になって気付きました。

最後の5kmくらいは1kmほど走っては立ち止まって脚をなだめすかし、また走っては立ち止まりの繰り返しでした。一度給水ポイントでスポンジをもらい、もしかしたら脚を冷やせばいいかもしれない(実際そうしている方も何人もいらっしゃいました)と思い、脚にかけてみたところ、一気に足がつってしまい、回復するのにえらい時間がかかりました(涙)。これは逆効果だったようです(急激に冷やしたのも良くなかったのかも)。少しだけ元気になれたのはシャーベットのおかげでした。シャーベットがあんなにもうまいと思ったのは生まれて初めてです。
もうとにかく最後は何も考えてはいませんでした。というか、そんな余裕はありませんでした。とにかく前に進むこと。ただそれだけしか考えていませんでした。あんなにもゴールを遠く感じたのも初めての経験でした。
結局手元の時計で4時間19秒。後半になって時計を見たのはこれが初めてでした。もちろんひどい結果でしたが、正直意外でもありました。もっととんでもないタイムを想像していましたから。前半の貯金が思ったよりも効いてくれたようです。逆に言えば後半のあの状態をある程度カバーするほど前半飛ばしたのだとすると、やっぱり今の自分には無謀な行為だったのでしょう。

« 荒川マラソン その2 | トップページ | 荒川マラソン その4 »

ランニング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1060413/28649503

この記事へのトラックバック一覧です: 荒川マラソン その3:

« 荒川マラソン その2 | トップページ | 荒川マラソン その4 »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ